中等科 人に着せるコース
着付けの技術や着物の専門知識を深め、自分以外の人にも美しく着付けができるようになります。
中等科は、人に着物を着せてみたい方や着付講師として活躍したい方のためのコースです。
留袖の二重太鼓や振袖の変化結びなど、多様な技術を習得しながら着物や帯の専門知識を深め、自分以外の人にも美しく着付けができるようになります。
きものを上手に着せるためには、まず、
(1)TPOにそって、着る人のセンスを共感できる理解力が必要です。
(2)着物、帯、小物などを組み合わせ、帯結びを構想する応用力が求められます。
(3)着付や指導を依頼されるには、自らきもの通としての魅力が不可欠です。
そのため、中等科では着付講師として欠かせない、
(1)理解力、(2)応用力、(3)魅力の三つの基本能力を習得を目指します。
修了試験に合格された方は、きものカルチャー研究所より「きものコンサルタントおよび着付師1級」に認定されます。中等科を卒業後は、着付け教室で教えたり、出張着付けを行ったりするなど、着付の仕事ができるようになります。また、きものカルチャー研究所認定教室に認証されれば、自宅で生徒募集も行えるようになります。
人に着せるコース 学費について
授業回数 | 28回(1回2時間) |
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進級費 | 33,000円(税込) |
お月謝 | 広島 8,800円(税込) ※都市部の場合:9,900円(税込) |
テキスト代 | 3,000円(税込) |
中等科の修了試験に合格された方は、きものカルチャー研究所より「きものコンサルタントおよび着付師1級」に認定され、一級認定証書と認定盾が授与されます。※認定料:55,000円(税込)
受講資格
おもな講義内容
認定式
ひとに着せるコース 中等科 (講義のポイント)
また、きものを着せるときは、すべてのきものが「おそろいの一式」という訳ではありません。たとえば、着物は新調したけど帯は、お持ちのものを使用するなど、ケースバイケースでコーディネートを応用する技術が必要です。そして、同じ振袖でも、着る場所、着る人、着る目的にあわせ、帯結びや小物を変化させるだけで、まったく異なったイメージを演出することができます。その日の立場や目的を考え、着物と帯の調和をはかり、適確な帯結びを表現することが要求されます。
そして最後には、理屈や技術を超え、人を引き付ける不思議な力。魅力こそが究極のテーマです。あの人のように着こなしたい!あの先生のような仕事がしてみたい!そう言われてはじめて魅力ある講師(女性)と認められるのです。
要するに、知識や技術の蓄積だけに終わらず、この三つの基本能力が実力として発揮され、実践的な場面が想定されています。
編入学制度について
中等科へ進級するには、まず、初等科を修了することが前提となります。
他のきもの学中等科へ進級するには、まず、初等科を修了することが前提となります。院で勉強された方、また、着付け教室や呉服店で実務経験者のための中途入学制度もあります。
編入希望者は、実技と学科の編入試験を受けることができます。(試験料2,700円(税込))
※詳細につきましては、編入制度をご覧ください。
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かみこじょうめぐみ

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